第十八席


ランディ 「中堅トリオの後は俺たち…」
リモージュ 「元気!勇気!短気!トリオでお楽しみ下さーい♪」
ゼフェル 「まためんどくせー奴が出てきやがったぜ」
ランディ 「やあ、来てくれてうれしいよ! やっぱり女の子が1人いると舞台がパッと明るくなるよね」
ゼフェル 「こいつは天然だから照明弾並にくらくらするぜ」
リモージュ 「さすがは鋼のツッコミ術師ね〜ナイフみたいにとがってんじゃない」
ゼフェル 「それっておめーが思ってるほどうまかねーから」
ランディ 「おいゼフェル、女の子いじめはよくないぞ。それよりリモージュ、君はまだ本編に登場してないけど、何かやってみたい役とかあるのかい?」
リモージュ 「よくぞ聞いて下さいました。私が今断然やりたいのは、『万引きGメン』の役なの!」
ゼフェル 「できんのかよ。おめーみたいにそそっかしい奴によ」
リモージュ 「大丈夫よ。そのために毎日『家政婦は見た!』を見て研究してるんだもの。なんてゆーの、セミレギュラーすっとばしてレギュラーでもいける感じ」
ランディ 「ちょっと俺もつっこんでいいかな。研究って何の研究?」
リモージュ 「あらもちろん柱のかげからのさりげなーいのぞき方じゃない!」
ゼフェル 「さりげなかないだろっ。思いっきり怪しいぜ、市原悦子」
ランディ 「なんかやたら詳しくないか、ゼフェル」
リモージュ 「私だって負けちゃいないわよ。『家政婦は見た!』の第1作って実はあの口びるのぶあつーい松本清張が原作だってランディ知ってた?」
ランディ 「いや、あの、俺、そういう話されてもさー」
ゼフェル 「ゴタクはいいからさっさとコント始めよーぜ」
リモージュ 「コント?! なんでこんなキュートな私がコントやらなきゃなんないのよ! 真面目に芝居をやってちょうだい、真面目に!」
ゼフェル 「なんだと、こらあ。ゲストだと思って黙って聞いてりゃ言いたい放題言ってんじゃねー!!」
ランディ 「まあまあゼフェル。ここは芝居でもいいじゃないか。(ゼフェルに耳打ちで)だってリモージュだったらフツーにコントになるって」
ゼフェル 「おっ、おめー今日は珍しくいい回転してんじゃねーか。さすがはフリスビーって奴?」
ランディ 「配役はどうする? リモージュ」
リモージュ 「まかせて、ちゃんと考えてきたから。私はもちろんスゴ腕の万引きGメン役。で、ゼフェルは短気なタチの悪い万引き少年役。ランディは元気なタチのいい万引き少年役」
ランディ 「俺、刑事役じゃないの?」
リモージュ 「あら、万引き少年が心を入れ替えてやがて刑事をめざすっていうおいしい役どころよー」
ランディ 「へえ〜、そんな後日談まであるんだ。うん、俺、やってみるよ」
ゼフェル 「単細胞が。軽ーくだまされやがって」
リモージュ 「何よ、文句あるの!?」
ゼフェル 「ねーよ。やりゃあいいんだろっ、タチの悪ーい万引き少年をよぉ」
ランディ 「タチが悪いといえば最近雑誌なんかを携帯電話で写メールする少年たちがいるんだよね」
リモージュ 「そうなの!『デジタル万引き』って言われてるんだけど、今の法律じゃ窃盗罪にならないのよねー」
ゼフェル 「へーんだ、そんなこともあろうかと、夕べ作ってきたゼ(と、ポケットから腕時計を出し)この腕時計は実はケータイ機能もついてんだぜ」
リモージュ 「え、何ソレ。見せて見せて(と、腕時計を強奪して腕にはめ)いいわね〜コレ。コレだとカバンの中を必死にさがさなくてもいいわー。いつも電話に出る時、そりゃあもう大変なんだから」
ランディ 「ものすごーく想像つくよ」
ゼフェル 「おい、返せよ! 万引きGメンが聞いてあきれるぜ」
リモージュ 「あらゼフェル知らないの? 『だますよりだまされろ』って言うじゃない」
ランディ 「やっぱりフツーにコントになっちゃった…」

素材提供:It's just so so

前へ       次へ

フリスビー寄席へ

フリスビー刑事・扉へ   すばる劇場へ