門前の市ASP

雑文、としかいいようのないものが並べてあります。しょーむない話ばっかりでゴメンね。
でも一応愛はあるのよ。

タイトル 内容
アンジェ熱の経過 こんなページを作ることになったいきさつ。未完。なのにやたら長い。
聖地のトークマン 守護聖様たちがカメラになった?Teruzo-住民化第一作。
すばるの
トロワミニプレイレポ
発売後1年半。
いまさらですが、すばるの「アンジェリーク・トロワ」プレイレポート。ただし告白バージョン限定です。
すばるの
アンジェアニメひとこと感想 
どうして今アニメ?そもそもアンジェ世界の何もかもを説明しきれるのか?
…なーんて思いながらしっかり見てしまったアニメ。
当時の日記帳に書き殴ったひとこと感想を、今さらですが公開して、鬱憤を晴らすのです。

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アンジェ熱の経過        

1.邂逅と孝行息子(ああ、親ばか)

はじめてこのゲームのことを知ったのは、数年前。某パソコン通信のフォーラム上の「アンジェリーク特設会議室」。なにやら全然わからないけれど、ゴーカケンランな面々がすごい熱気で無茶苦茶盛り上がっている。よくわからないけれど、なんか、すごい。
「いつか、ゲームする暇ができたら、きっとやってみよう。」と一応誓ったりする私だった。
その後、子供へのプレゼントなどのゲームを買いに行くたび、そのゲームを探したのだが、ご近所で見かけることはついぞなかった。
忘れかけた頃、1999年秋、にゃおさんのHPにアンジェリークページができて、「魔性のゲーム」ぶりを改めて認識。やっぱり一度はやってみなくては、との想いを新たにする。

そして2000年のお正月。ちゃん太と長男・「たかへ」(当時小6)は、日本橋をうろうろしていた。
彼が雑誌などでチェックしたゲームが、ご近所などでは見つからず、ここまで遠征したのだ。
さすがに日本橋。欲しかったものは全部買えたようで・・・
「かーさんも何か買う?」「君と違ってお年玉ないんだよね私」「ふーん」
そんな会話の中。ある店で「アンジェリークSpecial」を見つけた彼は「前これ欲しがってたやん。安いし、こうたるわ。」となぜか買ってくれることになってしまったのだった。小学生におごられるとは、嬉しいような情けないような。
とにかくこれで、ずーっと気になっていたアンジェリークをこの手で体験することになるのだった。


2.コドモの情景・ぽん太

実際買って帰っても、わが家にはゲーム用のモニタは1つしかないので、年末年始に新しいゲームをゲットした子供たちとの、ゲーム機の激しい奪い合いがあり、なかなかプレイできない。
たまたまゲーム権を手中にしても、周りには常に子供たち。ああ、やりにくいったら。
オマケに、長女「ぽん太」(9才)など、中途半端に漢字が読めるものだからセリフを隣で全部読み上げてくれる。しかも、読めない字もけっこう多いもんだからいっぱい壮絶な読み間違いがあるのだ。
「相性の悪い守護聖様」を「こんじょうのわるいしゅごせいさま」と読んだのは、中でも一番のヒットであろう。おかげでわが家では今でも(ゲーム中に)占いの館に行くとき「あの人とのこんじょうは……」と言うのが習わしとなってしまっている。
2番目は、といえば、やっぱりオスカー様の呼びかけ「お嬢ちゃん」を「およめちゃん」と読んでしまったことに違いない。こんなお子様のくせして、「オスカー様子供扱いするから嫌い」とは、何をかいわんや、である。


3.どうにかこうにか

3学期は忙しかった。生活団の卒業勉強その他のせいだ。
おまけに、ひょんな事から生活団関連のHPを作ってしまった。ああ、私って。
でもって、ゲームはちっとも進まない。ま、一日一時間だし。そう、まるでお利口な小学生のように。

とにかくはじめの一回は、予備知識無しでボロボロになろう、と決めていた。とはいえ、いろんな情報が既に入り込み済みだったので、まっさらな気持ちというわけには行かなかったんだけれど。
名前はいつも本名にはしない。星座と血液型は絶対に自分のを使う。そうよ私は頑固者。

牡牛座O型なので、とにかく水様と相性がよくて、数度の訪問ですぐにお部屋に行ったときのメッセージが変わる。ようするにこのゲームの楽しさを教えてくれたのは水様ってトコロか?でも厳しさを教えてくれたのも実は水様だった。

そう、あれははじめての「約束のある日の曜日」……待てど暮らせど水様が来ないので、外にでるとロザリアが「リュミエール様、お待ちになって」と公園に消えた?!
ぼーっと公園に向かううちのアンジェに、水様はちっとも悪びれずにかるーく謝ってくれるのだった。
……何だこいつ。
まだ事態が飲み込めていないうちのアンジェは、その後ぼーっとしたままとりあえず光様を誘いにいったのだが(行くなよ)、結局その日はハートを無駄遣いしたのみだった。そ、そうか、こういうゲームでもあるのか。妙に感心するちゃん太だった。

で、結局よくわからないまま補佐官エンディングを迎えたのち、封印していた情報を片っ端からあさることになるのは、次の段階。ええ、私、調べものけっこう好きなんです。

4.はじめての恋愛イベント

でも結局ネットでアンジェ創作を読みまくるだけで終わったちゃん太がぐずぐずとゲームを進行させている間、長女ぽん太は着々と(他のゲームと平行して)アンジェもすすめていた。「おかーさーん、きてきて早く!」と呼ばれたときはたいてい恋愛イベントを見せてくれるのだった。
ちなみに、第一印象で地様をいたく気に入っていたぽん太だったが、このころには緑様に夢中でした。ま、年相応ですな。
というわけで初めて見た恋愛イベント(自力ではないが)は緑様。ついでにはじめて見た(無理やり見せられた)LLEDも緑様。

 その間、とりあえず真っ先に水様エンディングを見ようとしていた私だったが、湖にいけどもいけどもぜんぜんなーんにも起こらない。相性なんかラブラブフラッシュ2回で100だし親密度もあっさり200になるのに、サービス育成ばっかりして下さって…(号泣)
 いや、恋愛イベントはまあ、起こったんだけれど、絵が掛かってからが長かったの。

 ある日の曜日など、ロザリアが「もう、リュミエール様ったら、信じられないわ!」と怒っていたのを見て「だって私と親密度200なんだもーん」「絵だって掛かってるもーん」と思いながら水様を誘いに行くと、あっさりと断られた。
今起きたことが信じられなかった私がしつこくもう一度行くと「気分がすぐれなくて」とおっしゃる。その言葉への回答の選択肢に「お大事に」がないのがとっても悲しかったのだった。

 そのうち、そっちがその気なら、っていうので他の親密度の高かった方々をとりあえず200にしてみる。このときは光様と闇様と夢様。この段階で光様にころりと転ぶ私。だってかわいいんだもん。

そして、4人にリーチかかった状態で毎日滝で祈ったのだが……
一番来る確率の高いのはロザリア。(なぜだ!)
次は水様、だけどやっぱりいつもなーんにも起こらない(なぜ??)。
そして結局めったに来ない光様が来たとき、はじめてのLLEDを迎えてしまったのだった。
いや、嬉しいけれど、ずーっと水様を狙っていて、それっぽい大陸名にしたりしてただけになんだか敗北感がぬぐえないちゃん太だった……

5.次なる標的

結局光様の次には無事に水様のLLEDも見て、ゲームはとろいながらも順調に進んでいた。

こうなると、「よし!次だ!」と調子に乗ってしまうタチの私は、アンジェのゲームが全部そろってお買い得な「アンジェリーク・ヒストリー」の購入を決意した。でも、それじゃ、だぶってしまう「Special」はどうしよう?私の友達でゲームをする人はふたりしかいない。その片方たるマヘル様(パソの恩師なので敬称つき)は、「アンジェはやったことあるけど、つまんないからソッコーよそに回した」らしい。そうすると残りはすばるしかいないのだった。
しかし。すばるは少女まんが読みでない、と言う点が私の心をぐらつかせる。本当に彼女にこんなもの(笑)、譲っていいんだろうか……
「ま。その時はその時で」結局こういうお気楽な結論しか出せないのが性分と言うものだろう。

ところで、全員落とすとき最後まで残ってしまったのが炎様だった。それも、「炎様を落とす」と決めて3回目でやっと。
そりゃ、初期相性は鋼様の次に悪いのだけれど……

1回目。ロザりんと非常にに相性のよかった彼は、まだ1回目の定期審査も来ないウチに、プレゼント育成をしていた……。リセット。

2回目。やっぱりロザりんと相性のよかった彼。こちらもおまじないなどかけるてみるが、やっぱりあっさりロザリア派になり、しかもロザりんは決して彼を離そうとしなかった。
ここで気がつく。私はいつも、とりあえず水様だけはキープしてからその時狙っている人に攻勢をかけるのだが、それがよくないのだ、と。
でも融通の利かない私は、水様抜きで育成するなんて考えられないのだった……。リセット。

3回目。おまじないを駆使。自分と炎様も、水様と炎様も。やっと、こっちについてくれた。ただ、このときの彼は「外出嫌い」「人嫌い」「仕事嫌い」だった。なんというか、のらくらとした風情と不機嫌さ。一生懸命通っても、親密度200をキープするのは骨が折れた。(ロザりんがなぜかしょっちゅうくるから。)LLEDも本当に迎えられるのか相当不安で、実際恋愛イベントもなかなか起きなかった。
このときの印象がとても強いせいか、私はいまだに炎様がとても苦手である。「人嫌い」のイメージが染みついているのだろうか……。

さてこのころ、私と長女「ぽん太」との間で、 息子「たかへ」に鋼様のコスプレをさせようと言う話が大層盛り上がった。本人も強く抵抗しなかったので、ある日試しに黒のタンクトップとサイクルパンツをはかせてみて……我々はそのあまりの足の長さ(っていうか比率)の違いに涙し、この計画はあっさり立ち消えたのだった。

6.ゲームの天敵

購入したアンジェリークヒストリーは、ピクチャーレーベルがそれは美しく、買ってよかった、と思った。
だが、5枚セットのためか、ディスクがなんだか収まりが良くなくて、きちんと収納したつもりがすぐにホルダーから外れてしまう。
だがいいかげんな私は「ま、いいか」ですませてしまうのだった。
しかし。
少なくともその時点ではそんなことをしてはいけなかったのだ。そう、そのときわが家の3女ぴー太は1歳10ヶ月だったのだ。
1歳児は赤ちゃんだ。でも、2歳児はちょっと違う。
3歳児になれば、「話せば解る」。でも、2歳児はそうはいかない。
託児の時でも、とにかく一番やっかいなのは2歳児(詳しく言うと1歳8ヶ月ぐらいから2歳6ヶ月ぐらいまで)だ。主張したいことがたくさんあるのに、そのスキルを持ち合わせない。そして、世界との関係が定まっていないので、周囲には伺いしれない特定の行動や手順に固執する。「こだわりの2歳児」なのだ。

当然彼女の魔の手からゲームソフト類を守るべく、いろいろなルールが敷かれていたのだが、やはりそこは子供&忘れっぽい母。時々うっかりぴー太の手の届くところにゲームソフトを置きっぱなしにして、悲劇が起きる。
とくにアンジェリークヒストリーのピクチャーレーベルは彼女の関心をいたく引きつけ、「ディスクをなめる」「ディスクをかじる」「ディスクにアイスクリームを塗りつける」「ディスクをフリスビーのように投げる」等の所行が観察されるに至り、とうとうと言うか当然、いろいろな不具合が発生したのだった。たとえば不思議の国のアンジェリークは、旅の商人のお家を訪問したらフリーズして帰れなくなるし、デュエットも守護聖様の紹介を見てしまうと水様で止まってしまうし、天空の鎮魂歌はゲームが始まったとたんスクロールが一切できなくなって、一番初めの場面から動けない。
中でも酷かった天空の鎮魂歌をにゃおさんに譲っていただいたことを口切りに、結局5枚中4枚まではその後買い換えることになってしまった。

そう、「アンジェリークは必ず複数買うことになる」という困ったジンクスが発生したのはゲームの天敵こと3女ぴー太の存在抜きにはあり得ないことだったのだ。


ところで、このころ教育(特に幼児教育)について考える機会が人より多くあったのだけれど、そういう目で見ると首座の守護聖の司る力が「誇り」だというのはすごいと思った。「強さ」「優しさ」よりも前に、「誇り」「安らぎ」がまず来るところが、なんというか「深いぞ、コーエー!!」という感じ。(そのとき「自尊心は全ての学習意欲の源」、という恩師の学説が頭をよぎったのは言うまでもない。)でも今思うと頭使うのに慣れていなくて疲れていたのかもしれない…

さらに続く(一体いつまで……)


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