第一席


オリヴィエ 「(リュートをかき鳴らしつつ)ハーイ☆どーも〜
オスカー 「待たせたな、お嬢ちゃんたち」
リュミエール 「盛大な拍手ありがとうございます、皆様(と、竪琴をポロロン♪)」
オリヴィエ 「なんだか又すっとこな企画に乗せられちゃってトリオ漫才なんかやらされる羽目になったんだけど、これって見た目完全にナントカホットブラザーズのパクリよね」
オスカー 「”ホット”だから俺がこうしてセンターに立てっていうことなんだろ?」
リュミエール 「それはどうでしょうか…」
オリヴィエ 「アンタたち出てきていきなり火花散らしてんじゃないわヨ。せっかくこうして初舞台を踏んでるんだからホラ、お客様に芸人らしいとこ見せなきゃ、ネ」
リュミエール
「そうですね。それでは私からまいりましょうか。
私の得意な『拳銃』とかけまして、オスカー様の日の曜日のデートとときます」
オスカー 「お、ナゾかけって奴だな。で、そのこころは?」
リュミエール 「念入りにケアしないとワルサーできません」
オリヴィエ 「ちょっとリュミちゃんたらワルサーと悪さをかけちゃってるよ」
リュミエール 「やはり説明が必要でしたでしょうか??」
オスカー 「それよりも俺のデートが”悪さ”とは納得がいかないぜ。世のお嬢ちゃんたちの望みのままにしているだけなんだからな」
オリヴィエ 「はいはい。で、あんたはナゾかけやるの、やらないの?」
オスカー 「もちろんやるさ。そうだなあ〜、『張り込み』とかけてリュミエールの天然ギャグととく、これでどうかな?」
リュミエール 「ものすごーく嫌な予感がするのですが、一応お聞きしましょうか。そのこころは何ですか?」
オスカー 「朝から晩までいつ出てくるか油断ができん、ってことさ」
リュミエール 「私、そんなには天然ギャグをお出ししてはおりません!」
オリヴィエ 「あのさー、リュミちゃん、天然っていうのは出すってもんじゃないから天然なわけでさー。
 まあいいわ。この話は楽屋でゆっくりやりましょう」
オスカー 「で、最後の締めはオリヴィエ係長ってわけだな。確かプレッシャーには弱かった気もするがね、フッ」
オリヴィエ 「そうさねー、じゃあ私は『手錠』とかけましてー」
オスカー&リュミエール 「『手錠』とかけましてー」
オリヴィエ 「まっ白な灰とときます」
オスカー&リュミエール 「まっ白な灰とときます。そのこころは?」
オリヴィエ 「あしたのてジョー! なーんちゃって☆」
オスカー 「ひどいな、そりゃ」
リュミエール 「係長の言葉とも思えません」
オリヴィエ 「……(オスカーの後ろに隠れてしまう)」
リュミエール 「この先が思いやられます。こんなことで長続きするのでしょうか…」
オリヴィエ 「何言ってんの! やるからにはM-1グランプリで優勝するんだからね!」
オスカー 「その心意気は悪くはないが、お前たち、もうちょっと楽器を使った方がいいんじゃないのか?」

素材提供:まなざしの工房

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