ゆうべのことが、どうしても気になる、探求心旺盛なあなたに贈る特別付録。
翌日の証言より
| 野江 | 昨夜の宴会? はじめ、皆の酒癖の話してたんだよね。 そうすると、芦屋が酔うとどうなるか、皆知らないって気がついて。 で、どうなるか試そう!!っていうノリで、酒買ってきて、 そのまま宴会になったんだ。 芦屋の酒癖? オレ、真っ先につぶれてしまったから結局わからないんだ。 なんか中央と二人で泣いていたって関目は言うんだけど…… あー恥ずかしい。思い出せなくって幸いだよ、きっと。 |
| 関目 | 佐野も交えて宴会って言うのは気が進まないんだけれど、 仕方ないしな。 ここんところ佐野も飲まないでいてくれるし、 酒癖の方の心配は小さくなったからね。 何たって、佐野は芦屋の保護者なんだから。 本人達はどう思ってるか知らないけれど、そうだよな。 でも芦屋の酒癖を確認するはずだったのに、あいつが一番強いんだもん。 他の奴らは結局もう収集つかなくなっていたからなあ。 野江と中央は泣くし、中津は暴れて佐野に押さえつけられるし、 オレもなんかところどころ記憶飛んでてさ。 ずっとおとなしかった萱島は突然ぶっ倒れるように寝るし。 佐野?オレの意識のあるときは飲んでなかったけれど? でも芦屋、最後の方妙に陽気になって、皆に酒勧めまくってたからなあ。 あるいはそういうこともありかもな。 とにかく、オレは中津を部屋に引きずっていって、 野江をなだめながら部屋に帰ったのは確かだな。 |
| 萱島 | 佐野の酒癖は有名だからね。 イヤ、実際の被害者はいないと思うよ。 皆で必死になって押さえ込むからさ。 芦屋の酒癖? 陽気で素直な酔っぱらいだったよ。 みんなに酒をすすめまくるのが困ったもんだけれど。 で、またみんなチョーシに乗って飲むんだよね。 俺? おとなしいもんだよ。 昨夜も気がついたら眠り込んでたみたいで。 今日関目に、「話の途中で急に寝るな!死んだかと思っただろ!」って 叱られたけれどね。 目を覚ましたらみんないなかったからそのまま部屋に帰ったけど。 佐野と芦屋? あ、本当だ。部屋にいたはずだよね。でも、酔ってたからそこまで気が回らなかった。 それとももう寝てたのかも。 |
| 中津 | ホンマにアイツら、おっかしな事考えるねんから。 瑞稀の酔うたとこ見たい、てゆうて。 瑞稀は飲んでも寝るだけやってオレいうてんのに。 オレの証言だけやったら信用でけへんのかっちゅうねん。 そやけど、飲み会は嫌いやないからなー。オレもえーかげんやなー。 飲み会の様子? いやー、ええ酒やったで。 瑞稀も陽気に騒いでたように思うんやけど。 そや!野江がなんか知らんけど泣いて。ほんで中央も貰い泣きしよってん。 泣き上戸のヤツはかなんわ。 オレ?佐野に殴られたとこまでしかわかれへん。 佐野、なんかしらんけどオレが瑞稀に近づいたらすぐ殴りよんねん。 まあ、一人だけ飲まれへんからイライラするんやろな。 佐野が飲んでたって?おっそろしー。オレそんなんしらんで。 気ぃついたら、 自分の部屋の床で寝てたからなあ。 |
| 中央 | ああ、頭、イターイ。 二日酔いかなあ。 昨日の宴会?行ったよ。 野江が泣き出したから、話聞いてやろうなんて がらにもなく親切心だしたのが失敗だったな。 なんか僕も貰い泣きしちゃって。 え?何の話だったかって?エリカちゃんだよ。野江の彼女の。 二人で泣いてたら、萱島がぽつりと、 「そんなに泣いてると明日、目腫れるんじゃない?」って言ったから 僕、一気に酔いが醒めて。 時計見るともうけっこういい時間だったからそのまま部屋に戻ったさ。 みんな?適度に酔ってた、ってとこかな。 別にあいさつもしなかったし。 佐野?シラフだったかなぁ。覚えてないや。 |
| 佐野 | ところどころ、思い出した。 そう、いつもどおりの宴会の展開で。 眠り込んだ萱島以外全員部屋に帰っていって。 のこりは俺しかいないもんだから、芦屋はしつこく俺に酒をすすめて。 あんまりからむもんだから、それからもう芦屋しかいないからいいか、って 俺、のんじまったんだっけ。 もちろんそれから先のことは全然きっぱり覚えてないけど。 |
| 瑞稀 | え?ゆうべ? 面白かったねー。でも、お酒飲んで何も覚えてないなんて、はじめて。 いや、でも、途中までは覚えてるんだよ。 佐野がお前はもう寝ろ、っていったあたりまでは。 はっ!今思い出したけど…… 一人じゃイヤだって駄々こねた、ような気がする…… そんで……「なんか苦しい」って一度目をさましたら… 「肌着脱げば?」っていわれて、ベスト脱いじゃったような気がする… っていうか、起きたときベスト着てなかったし……うーん…… え?でも今朝起きたときおれ、佐野のベッドで一人寝てたよ? 佐野も床でねてたし。 どっからがユメでどっからが本当にあったことなんだろう?わかんない。 どっちにしても、ちょっと、いやずいぶん、不注意だったなあ。 また梅田先生に叱られそう…… |