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ここでは、「花ざかりの君たちへ」についてのごく簡単な解説をさせていただきます。


「花ざかりの君たちへ」  白泉社「花とゆめ」2004年18号で連載終了:中条比紗也/作
                コミックス全23巻 発売中  
 

いいかげんな あらすじ

全寮制の私立男子校・桜咲学園。秋に入ってきたアメリカからの転校生・芦屋瑞稀には絶対ばれてはいけない秘密があった。あこがれの高跳び選手・佐野泉を追っかけて日本にやってきてしまった瑞稀は実はれっきとした女の子なのだ。

同じクラス・寮の同じ部屋で過ごすうちに、いつか彼女の「憧れ」は「好き」へと変化してゆく。同様に、出会って間もなく偶然瑞稀の秘密を知ることになった佐野の思いも……ただ、佐野が自分の秘密に気づいていることを、瑞稀は知らない。

瑞稀を男と信じながらも好きになってしまった明るい関西少年・中津秀一をはじめとするよきクラスメートや、寮長・難波南をはじめとするよき先輩・そして瑞稀の秘密に気づきながらも黙っていてくれる&相談に乗ってくれる校医・梅田北斗など、あたたかい周囲に恵まれて、瑞稀は今日も元気いっぱいドキドキの男子校ライフを生き抜くのだ!(……なんか違うぞ)


華やかな絵柄、女の子の気持ちを丁寧に追った展開、綺羅星のごときキャラクターたち、そして作品全体に流れる明るくあたたかい空気。この作品の魅力はいろいろです。
ちゃん太はこの「空気」が好きなのです。なかでも、もどかしい二人(瑞稀と佐野)の間の微妙な空気。

予定調和、とわかっていても先が気になるお話は、当初の予定の4回連載を遥かに超えて、第144回を持って最終回を迎えました。途中何度かブランクがあったとは言え、実にまる8年の連載だった事になります。
単行本も2004年11月現在、23巻をもって完結しました。
また、2004年5月には画集も刊行されました。



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